ヒカリアクターV4(RS-V4)の特長

 今回、高性能の可視光応答型光触媒を使ったヒカリアクターV4(RS-V4)を発売しました。つきましてはRS-V4の特長を前モデルのRS-V3sと比較しながら解説します。

【可視光性能】
 RS-V3sとRS-V4をガラスに塗付したものを試料とし、2種類の可視光条件でアセトアルデヒドの消臭試験を行いました。浄化率の数値そのものは試料の大きさや測定時間などによって変わるのであまり意味はありません。浄化率の相対値がどうなっているか、で判断してください。
 可視光(条件1)というのは蛍光灯とUV(紫外線)カットフィルターを使い試験したものです。UVカットフィルターは370nm以下の波長のUVをカットするので、波長としては370nmより長い波長の可視光を含んだ光が照射されます。これはカバーのついた蛍光灯照明から得られる可視光とほぼ同じになっています。一般的な家庭の室内照明に対応していると言えます。この可視光条件では前モデルのRS-V3sでも消臭性能が得られていますが、V4ではさらに高い消臭性能が得られています。
 さらに最近普及が進んでいるLEDによる可視光での試験も実施しました。こちらではV4では消臭性能が得られていますが、V3sではほとんど消臭性能が得られなくなってしまっています。

【従来仕様との相違点】
 新型のV4ではLEDでも働くことが示されました。新型V4でも先に発売したスーパー光ミストと同様の高性能可視光応答型光触媒を使っています。従来型との相違点についてはスーパー光ミストと同じ原理であり、その詳細は7月11日に掲載した「可視光応答型光触媒と室内照明について」で報告しました。蛍光灯とLEDの僅かな波長の違いが性能に大きく関係していますので、ぜひこの報告をご覧ください。
 またJIS試験による性能評価ついても公的検査機関で実施予定です。結果は随時HPなどで報告します。

 以上のように新型RS-V4では性能を発揮できる条件が広がっています。次回は他社製品との比較についても報告したいと思います。

                                   【室伏】

光触媒にご興味のある方は、ぜひ当社開催の「光触媒説明会」にご参加ください。
 →説明会のご案内と参加申込書(PDFのダウンロード)

Copyright © CATARISE CORPORATION ,All Rights Reserved.
Copyright © CATARISE CORPORATION ,All Rights Reserved.
Top