光触媒最新情報

家具の安全性と光触媒

2013-11-22

【家具の安全性】
 TBSラジオの朝の番組(11月19日)で「家具の業界団体として初めて『国産家具を認定するマーク』というものが作られ来春(平成26年)から基準をクリアした家具に対してマークを発行する」という話題が取り上げられていました。番組では「国産家具の認定マーク」について街頭インタビューをしていましたが、多くの人たちが家具はデザインや価格で選ぶので「認定マーク」はあまり気にしないだろう、といった回答をしていました。地震で家具が倒れるといったことは別として、家具に対して不安を実感したことがないという意見もあったように、インタビューを受けた人の多くは家具の安全性について関心がないようでした。しかし無関心でいられたのは運が良かっただけかもしれません。そこで今回はこの認定マークと家具の安全性について解説し、光触媒が家具の安全性にどう寄与できるかといったことに触れてゆこうと思います。

【国産家具認定について】
 この認定は一般社団法人日本家具産業振興会が会員企業を対象として、「安全、安心、環境」の基準を定めたもので、来春からマークを発行するというものです。認定基準の詳細は振興会のHPにあります(認定基準:http://idafij.or.jp/jp/kokusankagu_ninteikijun.html)。この中で環境に関する基準(エコ基準)として、ホルムアルデヒドの放散量が少ない原材料などを使うことが謳われています。過去にシックハウスが大きな問題になったときに、住宅建材についてはシックハウスの放散量についての基準ができ、今では住宅そのものからのホルムアルデヒドの放散はほとんどない状態になっています。しかし、家具についてはこのような基準は今までありませんでした。 一部の業界団体ではありますが、ようやく家具の安全性について基準ができたことになります。これを機に多くの人が家具の安全性に関心を持つようになれば、と思います。

【最近のシックハウスについて】
 前述したように最近は建材からホルムアルデヒドはほとんど発生しなくなっています。しかしそれでシックハウスがなくなったわけではありません。新築でなくても新しい家具を買ったときなどにシックハウスが発生することがあります。家具にはホルムアルデヒド放散量についての基準がないため、合板を使っている家具などでは合板の接着剤からホルムアルデヒドが放散されることがあるのです。また家具や電化製品の塗装などから有機溶剤成分(VOC)が放散してくることもあります(さらに衣類やカーテンにもホルムアルデヒドが微量含まれていることもあります)。かつての建材ほどの量ではないにしても、それらがシックハウスを引き起こすことがあるのです。
 人々の環境に対する関心が高まる中、メーカーでも自主的にホルムアルデヒドなどを放散しないように工夫しているところもあります。しかし基準がない分野の製品ではまだホルムアルデヒドを放散しているものもあり、表示の義務がないために個人で確認することが困難になっているのが現状です。
 国産家具認定のマークができることは家具を選択する上での一つの情報にはなりますが、マークが付いていない家具に必ず問題あるということにはならないので、家具を購入するにとってはかえって混乱するものになってしまうかもしれません。

【原因物質の除去】
 そこでもし家具などからシックハウスの原因物質が放散してくるようなことが起きたとき、これを除去する方法として光触媒を塗付することが挙げられます。空気清浄機を使う方法もありますが、この場合はいったん原因物質が室内に放出されてしまい、それを除去することになります。しかし原因物質を放出しているものの表面に光触媒を塗付しておけば、原因物質が室内に放出する前に分解することも可能になります。またシックハウスなどの問題がない場合でも、光触媒は抗菌消臭効果があるので、家具の表面を清浄に保ったり室内を消臭したりする機能が得られます。
 今、目の前で起きている問題のためだけでなく、予防的にあるいは安心のために光触媒を使うことも考えられるのではないでしょうか。

                                    【室伏】

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