光触媒最新情報

可視光応答型光触媒と室内照明について

2017-07-11

 今回、新型の可視光応答型光触媒を使った「スーパー光ミスト」を発売しました。スーパー
光ミストはLED照明でも効果を発揮します。ただ「LED照明でも効果を発揮」という表現を
「LED照明で効果を発揮」と勘違いして、LED照明でないと効果が得られないと思ってしまう
方がいるようです。そこで改めて明かりの種類と光触媒活性の関係を解説します。照明との関
係については以前にも何度か解説していますが、今回は明かりのスペクトル(波長分布図)を
示しているのでわかり易くなったのではないかと思います。

【明かりのスペクトル】
 まず様々な明かりがどんな波長を持っているのか説明します。
太陽光;紫外線から赤外線まで一様に波長が含まれています。
蛍光灯;元々は紫外線を放出し、蛍光塗料で2色または3色の可視光に変換して白色に見える
   ようにしています。そのため特定の波長が強く放出されています。また蛍光塗料で変換
   しきれなかった紫外線が僅かに出ています。
LED照明;LEDは特定の波長の光を放出します。それから白色を作るのにはいくつか方法があ
   りますが、蛍光灯と同じように特定の波長のみが出ています。ただし紫外線は使ってい
   ないので、紫外線は含んでいません。
 照明の発色原理については別に解説していますので、そちらも参考にしてください。
  →照明に関する過去の記事はこちら
 次にこの明かりと光触媒について次に説明します。

【明かりと光触媒活性の関係】
 光触媒活性との関係で重要なのは350nm付近の紫外線から450nmくらいまでの可視光の範
囲です。そこでそれを模式的に示したものが下図です(光触媒はカタライズ製品での特性です)。

 従来の二酸化チタン光触媒では紫外線でのみ活性が得られていました。太陽光はもちろん紫
外線を含んでいるので従来型光触媒は充分活性化しますが、蛍光灯も僅かではありますが紫外
線を含んでいるので(360nm付近)、蛍光灯でも働くことができます(従来型(紫外線応答))。
 その後、可視光応答型光触媒が開発されていますが(従来型(可視光応答))、反応できる
可視光は400nm付近までになっています。そのため太陽光や蛍光灯では充分活性化しますが、
LED照明ではほとんど活性化できないものになっていました。
 その状況に対応したものが新型(可視光応答)触媒です。活性化できる可視光の範囲が広が
ったため、太陽光や蛍光灯はもちろんLED照明でも活性化するようになりました。この新型触
媒を使った製品が「スーパー光ミスト」です。今後、業務用コーティング液にも採用して行く
予定です。ぜひお試しください。

                                   【室伏】

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